技術開発

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楕円と真円、 両極を生み出す技術

信念を堅持し、確かなカタチをめざす。

ピストンリングや各種シールリングそしてカムシャフトの加工専用機は、加工機の中でも異質なものです。極限を追求した理論に基づく、楕円と真円の形状を旋削や研削、そして研磨加工により具現化するもので、異形であることから機械の構造や機能、そして制御に高度な技術が要求されます。また、これらのエンジン部品は地球環境保護の観点から、その形状や機能の改善・向上による、燃料消費低減や排気ガスクリーン度の向上・耐久性が求められ、限りなき技術革新の追及が必然とされます。
KATAOKA Engineはいつの時代においても、マーケットの要求に対して的確な開発姿勢を堅持し応え続けることをめざしています。

 

KATAOKA Engine 6つの開発姿勢

【システム化】 Systemization

オペレーターの適正な活用や、削減による製造コストの低減と品質の安定化を目的とし、各種自動化ユニットによる長時間の全自動化やライン化のシステム採用が加速しています。
KATAOKA Engineは多関節ロボット、イン&アウトワークストッカ−、リング&スペーサーの組付、A.P.C、A.T.Cなどの有効的な各種自動化ユニットによるFAシステムを提案することができます。

【インテリジェント化】 Intellectualization

工程内品質の保証を目的として、各ユニットの複雑な専用的機構の単純化と内外径を異なったカム形状に加工するソフトウェアーに代表されるカスタマイズされたCNCとの適合による先進的な機械の開発が求められています。KATAOKA Engineはこれに加えて機械系とワーク系の特性を機内に装備したCCDカメラやレーザービーム測定により情報を収集。それを機械にフィードバックさせて加工する専用機の開発に成功。情報処理能力をもったインテリジェントマシンにより、高いレベルでの工程内品質保証を完全なものとしました。

【マルチプル】 Multiplicity

極限的な生産性の向上とコストの低減を実現するためには同一時間に同時平行的に異なるプロセスを行うことのできる機械が必要となります。
KATAOKA Engineは既成概念にとらわれず、自由で大胆な発想をもって顧客の困難な要求に応えます。

【パラレル】 Parallelism

極限的な生産性の向上とコストの低減を実現するためには同一時間に同時平行的に異なるプロセスを行うことのできる機械が必要となります。KATAOKA Engineは既成概念にとらわれず、自由で大胆な発想をもって顧客の困難な要求に応えます。

【極大剛性】 Maximum Stiffness

高生産性、高品質、低コスト化に対するハイレベルな要求を実現するために、ワーク支持系は最重要ポイントとなります。KATAOKA Engineは実践で得られた多種多様なワーク支持とワールドワイドな情報をもとにして、高負荷やデリケート性を必要とする様々な形の加工部品に対して摘正なワーク支持を提案し、高負荷加工や不安定的加工に対応します。

【平準化原理】 Leveling Principle 

高品質の加工を高いレベルで維持するために、スピンドル系、スライド系の高精度化や厳密な加圧技術は必須条件となります。油膜潤滑、空気膜そして厳密な加圧制御は適正で安定したクリアランスや加工圧を維持し、組付部品の誤差を解消します。それゆえ、静圧や厳密な加圧制御によるスピンドルやスライドは構成部品の精度を超える回転精度や直進精度が得られ、高品位の真円や非真円加工そして表面粗度等を実現します。また、加工精度の信頼度(CP値)を高める場合も平準化原理を応用した補正システムを採用することにより、機械精度や計測精度の誤差を解消することができます。KATAOKA Engineは、実践で得られた多種多様な平準化原理の応用により顧客の高度な精度要求に応えることができます。

片岡開発ストーリー
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DCM-1A
 

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