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今日の形が確立できたのは40数年間、ピストンリングの専用機メーカーとしてこの道を追い求め、特化してきたからです。ピストンリングという業界の中で長くやってきたことが認められ、それが会社の存在感になった。そういうものがあるからこそ、仕事に対する意欲も沸くし、開発も続けたくなる。会社としての組織や個人としての役割、それぞれに存在感が必要だと思いますね。また、それを維持していかないといけない。エンジンなどの内燃機関はいずれは、数量的な低減があるかもしれない。何よりもこの業界での地位を維持し、さらに今の人材や技術、ノウハウを活かして、他方にも展開していきたいとも考えています。 |
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我々のような専用機メーカーは、マーケットの要求に応じて開発を続けていくことが大切です。コストや技術、品質それら要求に応えることが、存在感を示すことにもなるのです。だからこそ会社案内に「ひるむことのない開発」を掲げている。これは、すべてを引き受けて製作しますということではありません。仕事を10受けたら、その内の何割かは要求が非現実的だったり、レベルが高すぎるなどの理由でできないものもあります。まずはお客様の要望を受け止め、一度持ち帰って相対的に判断してみることが重要。その場でできないと答えてしまったら、そこで終わってしまいますからね。作って欲しいという要求がなければ、私たちのビジネスは生まれません。断ることは次につながりませんからね。一度検討したものはデータとして蓄積され、必ず将来に活かされますから。 |
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中小企業という小さな組織ですから、トップ自ら動くことが大切だと思っています。それが、社員がついてくる原動力にもなりますし。経営者は内実や、現場を知らないと上手く成り立ちませんね。目標がしっかりしていれば、それに進むだけ。躊躇しない積極性が必要です。また、外部の人と接する役割をもつ設計や組立、営業の仕事は海外出張や技術指導があるので、逃げてたらダメですね。個性や自分らしさを発揮したいという意識をもっている人はウエルカム。とりあえずというのはダメですね。大企業の一部分としてではなく、自分の可能性を発揮できる小規模だけど世界を相手にしている会社がおもしろいと。我々の仕事をよく理解し、自分のことに置き換えて意識をしている人を求めています。 |
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